食糞症

食糞症とは

犬の飼い主にとってしばしば遭遇し、しかも嫌悪させられる

ことですが、食糞症は寄生虫を媒介しなければ、動物にとっ

ては一般に有害な問題ではありません。食糞症の実際の原因

は、あまりよく分かっていません。それは退屈、または悪癖

によるものであろうと考えられます。膵臓酵素が不十分なこ

とが、食糞症と深い関係があるともいわれています。また、

犬は自分自身の糞や他の動物の糞に含まれる未吸収栄養分を

摂取する目的で食べるとも考えられています。このため、現

在の給餌法およびフードの内容についても再検討する必要が

あねと思われます。





家庭での注意点

食糞症の犬には、飼主と過ごす時間を多くし、運動の機会

をより多く与え退屈させないようにします。もちろん速や

かに犬の周囲から糞を片付け、食糞の機会をなくすように

努めましょう。このためには、便を犬舎の周囲にさせない

ように努力する必要があります。たとえばあなたのペット

の排便の時間帯をある程度把握してその時間に合せて散歩

に出かけることは良い方法でしょう。散歩中に排泄した糞

は必ず飼主が片付けてください。