東海自然歩道(雲興寺〜定光寺)2001年4月8日(日)

来週、会社の人たちと藤原岳(1,120m)に行くので、
その足慣らしを兼ねて、春の花を見に東海自然歩道へ出かけた。
3月初めに雲興寺〜猿投山〜猿投神社を歩いたが人が多く、うるさかったので、
今回は人の少ない雲興寺〜岩屋堂〜白岩〜稚児橋〜定光寺のコースを目指して出かけた。
「目指した」というのは、このコース、ガイドブックによって所要時間が5時間40分から10時間とさまざまで、
歩き通せるかは歩いてみないとわからない。
事実、過去に2回ほど、このコースの一部を歩いたことがあるが、
グループだったこともせいもあるが、全行程は歩けなかった。

雲興寺から岩屋堂までの道は、一部通行止めとの話もあったが、
複数の情報で通行は可能と聞いていたので、予定通り出かけた。
大曽根でJRから名鉄に乗り換え、尾張瀬戸に着いたのは9時を少し廻ったところ。
ここから、雲興寺の少し手前の赤津までは、バスの便も多いが、
雲興寺までは土・日のみ運転で、それもわずか1往復。
3月猿投山に行ったときは、最初から最後まで貸しきり状態だったが、
今日は、普通の乗客1名と、年配のハイカー1名の計3名が駅から乗った。
年配のハイカーは、海上の森へ行くらしい。

雲興寺でバスを降り、さっそく東海自然歩道に入る。
少し行くと「この先通行止め」の看板、
しかしこの看板は、ずいぶん昔に立てられたもののようで、
とすれば、通行可能との情報がやはり正しそうだ。

昨年秋に落ちた枯葉を踏みしめて、乾いた道を歩く。
歩きやすい。
しばらく行くと、やはり通行止めの看板、
しかし「ここから雲興寺方面通行止め」とある。
つまり、その区間はもう通り抜けてしまっていたのだ。
見ると「私有地につき」とある。
つまり、土砂崩れとかではなく、東海自然歩道が通る山の地主が、何らかの理由で、
「これからは通ってはダメ!」という事になったのだろう。
本当の理由はわからないが、もしかすると、ハイカーがごみを捨てていったり、立ちションをしていったり、
山に入って草や木を切ったりしたからかもしれない、と思うと、地主の気持ちもわかる。

このコースは、すべてを通して、ショウジョウバカマが楽しめる。
若干、時期が遅い感もあったが、あちこちに咲き乱れていた。

ショウジョウバカマ

雲興寺から岩屋堂、岩屋堂から白岩の里までは、アップダウンが多く、けっこう疲れる。
しかし白岩の里を過ぎると、のどかな里山歩きのコースとなる。
植物も、ツツジやハルリンドウが、あちこちに花を咲かせている。

昼食は、以前食べ残して冷凍になっていた焼き鳥と、おにぎり。
もちろんビールも保冷バッグに入れて持ってきた。

ガスバーナーでもけっこう焼ける

ビール3本、焼き鳥8本、それにあら挽きウインナーと野菜サラダ、おにぎり1個を食べたら、満腹!
腹ごなしもかねて、15分ほどお昼ね、。
ここで1時間10分の大休憩ののち、再び歩き始める。

東海自然歩道は、基本的には、道はよく整備されいて歩きやすいし、
案内板もけっこうあるので、迷うこともない。
この案内板は、環境庁・愛知県が立てたものだが、
まだ環境省にはなっていない(笑)!

立て看板の横にもショウジョウバカマが

雲興寺から歩くこと6時間25分(休憩・昼食含む)、何とか定光寺にたどり着くことが出来た。
定光寺は今桜が真っ盛りで、公園の中ではお花見をする家族づれやカップルが多数見られた。
定光寺の駅は無人駅で、横を庄内川(土岐川)が流れる。

定光寺のホームから

コースタイム
雲興寺   岩屋堂    白岩の里    稚児橋     大洞峠   定光寺
9:25    10:25    11:50   13:00/14:10  15:10    15:50
         (昼食)

※このコースタイムは管理人の実績であって、その日の天候、荷物の重さ、個人の体調・体力、グループ・単独行等により
異なりますので、参考にする場合は十分注意願います。